慶尚北道の食文化を体験する会に参加してきました(後編)

前編からの続きです。



八田氏の解説が終わった後は、「飲食知味方(ウムシクティミバン)」の再現料理をいただきました。
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まずは前菜。
クォンゴギムルキムチ(キジ肉の水キムチ)
トンアトンチェ(トウガンの和え物)
トンアチェ(トウガンの千切り炒め)
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ソプソンサンボ
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ツルニンジンを揚げたものにハチミツがかかっています。
ホクホクして美味しいです。






チェプチェ
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春雨は入りません。

食材は
・キジ肉
・イワタケ
・万能ねぎ
・キュウリ
・大根
・チナムル
・トラジ
・干しシイタケ



これらを醤油・ごま油・山椒・塩だけでシンプルに味付けしているのですが、これを混ぜて食べると食材本来の味が口の中にぶわっと広がります。
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チョンボ・ヘサムチム
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アワビとナマコにキジ肉(この日は鶏肉)をのせて蒸したもの。
アワビがとにかく柔らかい!






タックンヌンボ
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鶏肉と一緒に添えられているのはハチノス。
行者ニンニクと、ニンニクを塩と山椒で漬け込んだスライスが添えられています。






きゅうりのキムチ
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キュウリをかつら剥きにした後千切りにしてるんだそうです。
手間がかかってますよね!
キジ肉と和えて。






趙善玉先生手作りのキムチ。
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前編で述べた通り、飲食知味方の料理では祭祀料理にトウガラシやニンニク、コチュジャンを使うのはNGです。
でもちょっと刺激物も欲しくなりますのでね(^_^;)
番外編という事で出していただきました。
小さな器にこんな丁寧な盛り付け。
しかも美味しい!




なぜ祭祀料理にトウガラシやニンニクを使わなかったのか、八田氏が教えてくれました。

霊的な存在であるご先祖様は、陰陽五行思想において「陰」の気を持つため、「陽」の気を持つ唐辛子、ニンニクとは反発するため、せっかく料理を捧げても食べられないということになってしまいます。なので祭祀料理には唐辛子、ニンニクなどの刺激物が用いられず、穏やかな味付けのものばかりになります。


なんだそうですよ。
でも現代の韓国料理はトウガラシやニンニクを使ったメニューが多いですよね?


その疑問にも八田氏が答えてくれました。

こうした霊的な存在の中で、悪意をもつもの(病気や腐敗など人間に災いをもたらす鬼神)を弾く意味から、唐辛子やニンニクが使われてきた歴史もあります。しめ縄に唐辛子を挟んだり、葬礼の場でユッケジャンを食べたりするのが象徴的な例です。

なるほど~。
ニンニクが魔除けのなるというのは万国共通なんですね。






ナンミョン
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この麺、玉子と小麦粉だけで作っているんです。水は一切使ってないんだそうですよ。
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最後はデザート。
・チャクミョンボッ
・ソギビョンポ
・パクサンポ

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すみません、メモし忘れてどれがどのメニューかわかりません(^_^;)






冷えた五味子茶の中には片栗粉を茹でて冷した麺が入っていました。
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一皿ごとの量は少なくてもこれだけの品数を出してもらうとさすがに満腹です。

眼で彩りを楽しんで
鼻で香りを楽しんで
口に入れて素材の良さを味わう

いやー、3回満足しました。

慶尚北道は大邱市に隣接する地域(もともと大邱も慶北だったんですがね)
今後は大邱を拠点に各地を巡ってみたいですね。
素晴らしい会に御招きいただきありがとうございました(^^)



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2017-05-03 16:47 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

慶尚北道の食文化を体験する会に参加してきました(前編)

先週「趙善玉料理研究院」で開催された「慶尚北道を愛する親睦会」に御招きいただき参加してきました。
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まずは院長の趙善玉先生のご挨拶に始まり・・・
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慶尚北道東京事務所所長、姜浩完さんのご挨拶。
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ナビゲーターを務めたのはコリアンフード・コラムニストであり慶尚北道の観光広報大使でもある八田靖史氏。
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韓国には国家民俗文化財に指定された民俗村が7か所あります。
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その7か所のうち、4か所が慶尚北道に所在しているんですね。

・安東河回村(慶尚北道安東市)
・慶州良洞村(慶尚北道慶州市)
・星州ハンゲ村(慶尚北道星州郡)
・栄州ムソム村(慶尚北道栄州市)


いずれも大邱を拠点に行くことが出来ます。







これらの村は両班(ヤンバン)が多く住んでいた場所でもあります。
今回は八田氏がこの各村で継承され続けている慶尚北道の食文化を説明してくれました。
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(以下プロジェクターのスクリーンを撮影していますので移りがイマイチですがご容赦を…)






【安東(アンドン)】

写真は「ホッチェサバブ」という料理。
「ホッ」とは韓国語で「ニセモノ」、「チェサ」は「祭祀」、「パブ」はご飯。
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昔の祭祀料理を模した、両班が食べていた料理だそうです。
ちなみに祭祀料理にトウガラシやニンニク、コチュジャンを使うのはNGだったんですって。
(その理由は後編の記事にて)
手前にビビンバが写っていますが、祭祀の残り物を混ぜて食べたのがビビンバのルーツという説もあるんだそうですよ。







【慶州(キョンジュ)】

こちらのお酒は「校洞法酒(キョドンポプチュ)」
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韓国で国の文化財となっている酒は3種類しかないのですが、その1つがこちら。
もち米を使った醸造酒です。
昔は1日に16本しか作れなかったそうですね。
私も10年近く前に一度ここを訪れて購入した事があります。
栓を抜いたとたんに鼻腔をくすぐる芳醇な香りがたまりません。






これも有名な「皇南パン(ファンナムパン)」
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パンと言いながら実際はあんこたっぷりの饅頭。
本店は平日でも大行列で、1日に3万個(!)も売り上げるんだそうですよ。
1週間ほどは持つのでお土産にも。







【星州(ソンジュ)】

「チャメ」
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日本では「マクワウリ」と呼んでいますね。
新大久保あたりの韓国食材だと結構いい値段しますよね。
シャキシャキした食感がグーな果物。
このチャメは韓国全土で流通する量の7~8割が、この星州で生産されているんですって。






星州の伝統料理に「コノムルチム」というのがあります。
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写真の中央、ちょっとわかりづらいですがこれ乾物の蒸し煮だそうです。
乾物が他の食材の煮汁を吸って、それはもう豊かな味わいになるそうですよ。







【栄州(ヨンジュ)】

八田氏はこの栄州市の広報大使も務めています。

「りんご」
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栄州は韓国でリンゴ生産量1位。
大邱もリンゴが有名ですが、慶尚北道のりんごは瑞々しくて、甘味のなかにも程よい酸味があってホント美味しいんです。






栄州は「韓牛(ハヌ)」も有名ですね。
カルビの方が好まれるらしいですよ。
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「高麗人参」
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「高麗人参」を韓国で初めて栽培したのがこの栄州なんですって。
見事に形が揃っていますね。
こんな大きさ、買ったらいくらするんでしょう(^_^;)







【奉化(ポンファ)】

「韓菓(ハングァ)」
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韓国の伝統菓子である「韓菓」
両班が好んで食した菓子ですが、ここ奉化の韓菓は今でも両班に嫁いだ女性しか作れない(作っちゃいけない)んだそうですよ。
娘でも作れないんですね。
今もこの韓菓を作るご婦人は数名いらっしゃるそうですが、一番若くても60代だそうで・・・。
伝統が途絶えなければいいんですが。






「マツタケ」
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大きなマツタケが惜しげもなくたっぷり入ったマツタケご飯。
う~ん、食べたい!







【英陽(ヨンヤン)】

丘の上にあるトドゥルマウル。
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ここ英陽発祥のものとして有名なもの、それがこの書物です。
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「飲食知味方(ウムシクティミバン)」
両班の女性が料理を作るための指南書で、執筆したのは張桂香という両班の夫人。
1670年頃に書かれた書物で、ハングルの料理本としては最古のものになるそうです。
漢字の識字率が低かった当時としては大変重宝した料理本だったんでしょうね。





この本をもとに再現された当時の両班料理がこちら。
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旅行者でも味わえるらしいのですが、10名以上の予約が必要だそうです(^_^;)




英陽郡ではこの「飲食知味方」の訳本も作って配布しています。
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なんと、韓国語の他に、日英中の訳も!
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この後この「飲食知味方」を趙善玉先生が再現した料理をご賞味させていただくのですが、そちらは後編で紹介しますね。
(続く)



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2017-05-02 12:00 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

【関東の大邱LOVERSに朗報!】エアプサンも成田⇔大邱の就航が決定しました!

昨年のT-WAYに続き、ついにエアプサンも成田⇔大邱の就航が決定しましたよ!
エア1
日本から大邱空港への就航は新千歳、大阪、福岡に続いて4路線目。
エアプサンの大邱空港国際ハブ空港化への一環だそうですよ。






6月8日から毎日1往復。
ますます大邱が身近になりますね!
エア2






大邱⇒日本の出発時刻がちょっと朝早いんですが、復路だけ釜山経由という手もありますもんね(^^)
T-WAYに比べても座席も広いし、LCCなのに機内食とドリンクのサービスがあるというのも嬉しいじゃないですか!
エア3






エアプサンの公式サイトはこちら⇒

まだチケットの予約はできないようですが、私も毎日サイトをチェックします。
何とか仕事の都合をつけて第1便に搭乗してみたいですね!



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2017-04-08 11:54 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

韓国第2の高速鉄道「SRT」に乗車してみました。

2016年12月9日、韓国第2の高速鉄道「SRT」が開業しました。
早速釜山から大邱へ移動するのに乗ってみましたよ。
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KTXの場合、ソウルでの乗降駅はソウル駅か龍山駅でしたが、このSRTの乗降駅は水面駅。
江南方面に行く人には便利ですね。






これが外観。
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SRTはKORAILの子会社「SR」が運営しています。
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車内の様子。
照明はLEDを使用。
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座席の空間がとにかく広い!
KTXのあの狭さを体験しているとこの広さは感動ものですよ(笑)
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全席に電源コンセントが設置されています。
KTXは特室にしか設置されていなかったですからね。
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車内情報誌の記念すべき第1号。
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フットレストもついています。
私の体型でも充分足を組むことが可能です。
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東大邱に着いたらSRTのイメージキャラクター、チ・ジニがお出迎えしてくれましたよ。
20161215



運賃の方ですが、KTXの走行路線に乗り入れしている区間の場合、KTXより10%ほど安いそうですよ。
乗り心地のよい新型車両、これから乗車する機会が増えそうです。


次回は東大邱にオープンした複合バスセンターと新世界百貨店を紹介します。



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2016-12-19 06:52 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

これは効きます。栄州特産「紅参とヤドリギのエキス」

先日、ソウルは鍾路で妹分のphotofixのナホちゃんと飲んでいた時、
「アニキ、これ飲んでみて!」と渡されたのがこちら。
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これは韓国は慶尚北道、栄州市特産の「紅参とヤドリギのエキス」なんですって。
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栄州市の名誉広報大使を務めるコリアンフード・コラムニストの八田靖史氏が
先日栄州市に行った時に買ってきたものをお裾分けしてもらいました。
値段を訊いたらビックリ!
かなり貴重なエキスらしいですね。





鍾路で一緒に飲んでたもう一人の妹分のジャヨンミ嬢によると、このエキス、6年ものの
豊基紅参とヤドリギを36時間かけて抽出しているんだそうです。
3日連続で朝飲んでみたんですが、明らかに体調がいいんです!

目覚めがかなりよくなりましたし、前日の疲れ(私の場合、飲み疲れが多いんですが^^;)が
残らなくなりました。
たった3回飲んだだけでこの効果。
栄州氏特産「紅参とヤドリギのエキス」素晴らしく恐るべし!(^^)
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なんとこの効果抜群のエキス、今ナホちゃんのお店photofixで撮影したお客様に先着で
1パック、プレゼントしているんだそうですよ!
3_20160709094215a7e.jpg

貴重なエキスを飲める機会です。
近々ソウルへ行く予定のある方は、ぜひ梨大になるphotofixに寄ってみて下さい。
(人気店なので予約必須です。予約の際にエキスがまだあるか確認して下さいね。)





栄州市も大邱市と同じ慶尚北道。
八田氏や、ナホちゃん、ジャヨンミ嬢のマポ会(美味しいものを食べて韓国旅を盛り上げる会)
のメンバーが今栄州を盛り上げています。

今年は栄州のブームが来るのか?
私も一度訪れてみたいですね。



ナホちゃんのブログはこちら ⇒
(photofixへの行き方も載っています)

ジャヨンミ嬢のブログはこちら ⇒



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2016-07-09 10:12 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ポテサラ男爵

Author:ポテサラ男爵
                           ポテサラは外で食べるのも家で作って食べるのも大好き!
韓国の食と文化にも興味があり、年に数回韓国の各都市(最近は特に大邱市が多いです)を訪れています。
日々是好日。
ご笑覧いただければ幸いです。

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