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【2019年9月の大邱③】近代大邱の芸術・文化の香り漂う「大邱文学館香村文化館」(前編)

【2019年9月の大邱②】サムソンベーカリーの「麻薬パン」で小腹満たしからの続きです。


今回の大邱訪問の一番の目的は「近代大邱の軌跡探訪」
その最初の目的地がこちら。
「大邱文学館香村文化館(テグムナックァンヒャンチョンムナグァン / 대구문학관향촌문화관)
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文化館らしからぬ外観ですが・・・






この建物は昔「大邱産業銀行大邱支店」だったんですね。
当初は鮮南銀行(大邱初の普通銀行)として建てられ、その後韓国商業銀合に名称変更しています。
1912年に建てられたこの建物をリノベーションして、2014年、新たに大邱文学館香村文化館」としてオープンしました。
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建物の中は1~2Fが香村文化館、3~4Fが大邱文学館になっています。
この日は最上階の4Fから順に見学していくことに。
4Fは「大邱文学4710」という企画展示を行っていました。
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1920~1960年代に大邱を拠点に活動した文人47人の軌跡を紹介する展示会です。
紹介されている人全てが大邱出身ではないのですが、特に朝鮮戦争の頃北朝鮮に追い詰められて、一時的に大邱に臨時政府を置いていた頃、半島各地から避難してきた人々の中に文人も多く含まれていたのですね。
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当時の書物の実物が展示されています。
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こちらの企画展は来年の2月まで開催中。






ロビーの窓からは香村洞の昔の趣を残す街並みの奥に高層ビルが立ち並ぶのが見えます。
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3Fの企画展では大邱の文人を紹介。
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貴重な文献の数々が展示されていました。
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日本統治下~戦後に活躍していた作家が多く紹介されていましたね。
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となると、やはり一番大きい扱いになるのはこの人、大邱出身の韓国を代表する民族詩人、イ・サンファ(李相和/이상화)ですね。
日本統治下時代に民衆の悲哀を唄った数多くの抵抗詩は今も高く評価されています。
この人の詩については後日改めて紹介します。
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2F(香村文化館)では「香村 人が集まる町」という展示を開催していました。
これ昨年もやっていたので常設なのかな?
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国民的画家イ・ジュンソプも大邱に住んでいた事があったんですね。
日本人の山本方子さんを妻に持ち、朝鮮戦争の中妻子と生き別れになったエピソードをご存知の方も多いと思います。
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1Fは戦後の大邱を再現したコーナーになっています。
1950年代の喫茶店。
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これは民族酒場ですね。
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テーブルに並ぶのはマッコリやジョン。大邱の郷土料理であるタロクッパも見えます。
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これは当時のポスターのレプリカかな?
トラジ(桔梗)ウィスキー。
ウィスキーをストローで飲んだら酔っぱらいますよね^^;
この頃ワインも飲んでいたんですね。
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朝鮮戦争時にここ大邱へ避難してきた文人たちは香村洞の喫茶店に集まり、文を書き、原稿料の受取日には民族坂部へ向かいました。
当時の喫茶店は出版記念会などが開かれる文化空間として、民族酒場は制作活動の交流の場として利用されていたそうです。
(公式パンフレットより抜粋)





大邱の映画館「文化劇場」
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中では1950年代に大邱で撮影された映画「太陽の町(テヤンエ コリ/태양의 거리)」を始め、当時文化劇場で上映されていた短編映画数編を見る事が出来ます。
この「太陽の町」は大邱の新川で撮影されたんだそうですよ。
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大邱にあったオリエントレコード社。
ナムソン楽器店の代表だったイ・ヒョムジュが設立したレコード会社です。ここに韓国を代表する多くの歌手が所属し、数多くの名盤が生まれました。
香村洞一帯は文学だけでなく、音楽文化発信の地域でもあったのです。
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後編に続きます。



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2019-10-13 06:30 : 釜山観光 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ポテサラ男爵

Author:ポテサラ男爵
                           ポテサラは外で食べるのも家で作って食べるのも大好き!
韓国の食と文化にも興味があり、年に数回韓国の各都市(最近は特に大邱市が多いです)を訪れています。
日々是好日。
ご笑覧いただければ幸いです。
(記事で紹介しているお店の情報については訪店当時のものとなります。)

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