慶尚北道の食文化を体験する会に参加してきました(前編)

先週「趙善玉料理研究院」で開催された「慶尚北道を愛する親睦会」に御招きいただき参加してきました。
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まずは院長の趙善玉先生のご挨拶に始まり・・・
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慶尚北道東京事務所所長、姜浩完さんのご挨拶。
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ナビゲーターを務めたのはコリアンフード・コラムニストであり慶尚北道の観光広報大使でもある八田靖史氏。
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韓国には国家民俗文化財に指定された民俗村が7か所あります。
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その7か所のうち、4か所が慶尚北道に所在しているんですね。

・安東河回村(慶尚北道安東市)
・慶州良洞村(慶尚北道慶州市)
・星州ハンゲ村(慶尚北道星州郡)
・栄州ムソム村(慶尚北道栄州市)


いずれも大邱を拠点に行くことが出来ます。







これらの村は両班(ヤンバン)が多く住んでいた場所でもあります。
今回は八田氏がこの各村で継承され続けている慶尚北道の食文化を説明してくれました。
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(以下プロジェクターのスクリーンを撮影していますので移りがイマイチですがご容赦を…)






【安東(アンドン)】

写真は「ホッチェサバブ」という料理。
「ホッ」とは韓国語で「ニセモノ」、「チェサ」は「祭祀」、「パブ」はご飯。
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昔の祭祀料理を模した、両班が食べていた料理だそうです。
ちなみに祭祀料理にトウガラシやニンニク、コチュジャンを使うのはNGだったんですって。
(その理由は後編の記事にて)
手前にビビンバが写っていますが、祭祀の残り物を混ぜて食べたのがビビンバのルーツという説もあるんだそうですよ。







【慶州(キョンジュ)】

こちらのお酒は「校洞法酒(キョドンポプチュ)」
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韓国で国の文化財となっている酒は3種類しかないのですが、その1つがこちら。
もち米を使った醸造酒です。
昔は1日に16本しか作れなかったそうですね。
私も10年近く前に一度ここを訪れて購入した事があります。
栓を抜いたとたんに鼻腔をくすぐる芳醇な香りがたまりません。






これも有名な「皇南パン(ファンナムパン)」
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パンと言いながら実際はあんこたっぷりの饅頭。
本店は平日でも大行列で、1日に3万個(!)も売り上げるんだそうですよ。
1週間ほどは持つのでお土産にも。







【星州(ソンジュ)】

「チャメ」
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日本では「マクワウリ」と呼んでいますね。
新大久保あたりの韓国食材だと結構いい値段しますよね。
シャキシャキした食感がグーな果物。
このチャメは韓国全土で流通する量の7~8割が、この星州で生産されているんですって。






星州の伝統料理に「コノムルチム」というのがあります。
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写真の中央、ちょっとわかりづらいですがこれ乾物の蒸し煮だそうです。
乾物が他の食材の煮汁を吸って、それはもう豊かな味わいになるそうですよ。







【栄州(ヨンジュ)】

八田氏はこの栄州市の広報大使も務めています。

「りんご」
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栄州は韓国でリンゴ生産量1位。
大邱もリンゴが有名ですが、慶尚北道のりんごは瑞々しくて、甘味のなかにも程よい酸味があってホント美味しいんです。






栄州は「韓牛(ハヌ)」も有名ですね。
カルビの方が好まれるらしいですよ。
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「高麗人参」
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「高麗人参」を韓国で初めて栽培したのがこの栄州なんですって。
見事に形が揃っていますね。
こんな大きさ、買ったらいくらするんでしょう(^_^;)







【奉化(ポンファ)】

「韓菓(ハングァ)」
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韓国の伝統菓子である「韓菓」
両班が好んで食した菓子ですが、ここ奉化の韓菓は今でも両班に嫁いだ女性しか作れない(作っちゃいけない)んだそうですよ。
娘でも作れないんですね。
今もこの韓菓を作るご婦人は数名いらっしゃるそうですが、一番若くても60代だそうで・・・。
伝統が途絶えなければいいんですが。






「マツタケ」
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大きなマツタケが惜しげもなくたっぷり入ったマツタケご飯。
う~ん、食べたい!







【英陽(ヨンヤン)】

丘の上にあるトドゥルマウル。
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ここ英陽発祥のものとして有名なもの、それがこの書物です。
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「飲食知味方(ウムシクティミバン)」
両班の女性が料理を作るための指南書で、執筆したのは張桂香という両班の夫人。
1670年頃に書かれた書物で、ハングルの料理本としては最古のものになるそうです。
漢字の識字率が低かった当時としては大変重宝した料理本だったんでしょうね。





この本をもとに再現された当時の両班料理がこちら。
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旅行者でも味わえるらしいのですが、10名以上の予約が必要だそうです(^_^;)




英陽郡ではこの「飲食知味方」の訳本も作って配布しています。
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なんと、韓国語の他に、日英中の訳も!
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この後この「飲食知味方」を趙善玉先生が再現した料理をご賞味させていただくのですが、そちらは後編で紹介しますね。
(続く)



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2017-05-02 12:00 : 韓国その他 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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プロフィール

ポテサラ男爵

Author:ポテサラ男爵
                           ポテサラは外で食べるのも家で作って食べるのも大好き!
韓国の食と文化にも興味があり、年に数回韓国の各都市(最近は特に大邱市が多いです)を訪れています。
日々是好日。
ご笑覧いただければ幸いです。

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